HGUCマラサイ⑦
私は現在、他の作例ではまだ見たことのないオリジナルのディティールを模索しています。
ディティールを模索している中で面白いディティール案が思い浮かびました~
それを今回マラサイにも使ってみました。
私の作品にありがちな丸穴(その丸穴の中にマルイチ等のディティールUPパーツを入れています)、この丸穴を生かしたスジボリの入れ方を紹介します。
まずは丸穴を自分の入れたい場所に開口していきます。
今回は2.5mmの穴を開けています。いつもは2mmなんですが、今回は分かり易く2.5mmの穴にしています。
こんな感じ。

この丸穴の面取り後、裏からプラペーパーを貼ります。
こんな感じ。

このプラペーパーは非常に薄くて、このマラサイのように縁をうすうす攻撃したものに貼っても見えにくいので、良いです。貼った部分を横から見ると・・・

こんな感じで貼ったプラペーパーが分からないくらいです。脇から貼ったプラ板が段差になって見えてしまうと興醒めですので、こいつはおすすめです。
丸穴が入れ終わったら、パーツの縁に添ってディバイダーで縁から均一な幅のスジボリを入れていきます。私のブログには何回も登場してますが、ディバイダー最高です。
入れたスジボリがこちら


このとき丸穴の周りのスジボリ処理が問題になります。ディバイダーでやっても良いのですが、非常に難しいと感じたので、今回の方法を思いつきました。
ここで登場するのが、エッジングパーツ
コトブキヤのエッジングユニット①

このエッジングユニット①の一番右上の丸くて真ん中に丸い穴の開いた、ドーナツ状のエッジングパーツを今回使います。
このドーナツ状のエッジングパーツの真ん中の穴がほぼ2.5mmの穴になっています。
勘の良い方なら、もう分かっちゃったと思います。
そうです。
開けた2.5mmの穴に合わせてドーナツ状のエッジングパーツを瞬間接着剤で固定します。
この時、瞬間接着剤はゼリー状のものを使うと固定に時間がかけられるので良いと思います。
瞬間接着剤で付けた状態がこんなです。


次に貼り付けたドーナツ状のエッジングパーツの外周に添って筋彫りを入れます。
すると2.5mmの穴を均一な幅で避けたスジボリが入れられて、見た目も綺麗だと思います。貼り付けに使用したゼリー状瞬着はプラ側に大抵残るので、エッジングパーツは綺麗なまま取り除けて、次の部分に再度使えます。あとはプラ側に残った瞬着の塊を紙やすりで削れば、綺麗になります。
仕上がったスジボリがこれ。




どうでしょうか?
結構面白いスジボリが入れられると思いませんか?
プロトタイプシナンジュにはこのスジボリを全身にほどこしています。シナンジュの(元は赤いパーツだった)パーツ(塗装後は黒いパーツ)を中心に入れていますので、見てみて下さい。
追記:
今回、プラペーパーを途中で貼ってしまったんですが、プラペーパーは最後に貼らないとダメですね。そして、丸穴の面取りはプラペーパーを貼る直前にした方が良いです。
理由はゼリー状の瞬着によって、面取りが綺麗でなくなるので、ゼリー状瞬着を紙やすりで取り除いた後に面取りして、最後に裏からプラペーパーの順に作業した方がよいです。
今回、順番を間違えてしまいました。プロトタイプシナンジュの時は順番を間違えるなんてしなかったのに・・・
最後にこんなパーツにも同じようにスジボリを入れてみました。マラサイのスネガード?です。

組み合わせると・・・

こんな感じのディティールになります。
次回からは本格的にHGUCマラサイを作りこみます。NIPCOMが近いので・・・
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